Viltrox Fuji XマウントニコンZマウント用56mm F1.7 AFレンズを発売、英国の写真家がレビュー 開放から隅々までシャープ

中国のViltroxは、廉価版のAFレンズを拡充しだして、40mm F2.5も発売予定とはなっていますが

先にでたのは、56mm F1.7という小型レンズ 

APS-C専用でフルサイズでは使えない

ニコンZマウントと富士Xマウントが発売

高額化が進む交換レンズで、絞りリングをつけずプラ外装としたことで 米ドル139ドルというお手頃価格を実現

英国のChristopher Frostさんがレビュー

A $139 portrait lens? Viltrox AF 56mm f/1.7 lens review

フルサイズ換算では84mmの画角となるポートレート向けの中望遠

200グラム以下

防滴防塵はなし

動画1:45 フォーカスブリージングは少しある(で?)

動画1:55 Fuji X-T3では、AFは俊足で正確 僅かな作動音しかしない

52mm フィルター

動画2:20 2600万画素のFuji X-T3でレンズ補正機能をオンにしてテストチャート 

開放から画面中心から周辺までシャープ 

Viltroxのレンズ性能は昨年あたりから大きく向上しだしていますが素晴らしいですね まあ4000万画素になると少し解像がゆるくなるかもですが(フジはシャープ設定をカメラで少し強めにかけているので、ニコンZ(カメラ内の基本設定が、一眼レフ時代よりややコントラストが高くシャープも強めですが)バージョンは少し違うかも)

動画3:00 カメラの自動補正を切って歪曲と周辺減光を見ると 少し糸巻き型の歪曲収差があり、開放では強い周辺減光があるがF4でほぼ解消

動画3:25 55cmの接写能力がある、最短撮影距離では開放から良い画像だが、コントラストはやや低い、F2.8で画像はグッとしまる

動画3:40 逆光では強いハロが出るが、フレアは抑えられている

動画3:50 ボケは小ボケ領域(Transition Zone)を含め印象的なスムーズさだ 光源の輪郭も殆ど出ない

軸上色収差(Longitudinal Chromatic Aberration 正確にはSpherochromatism)は、開放でわずかにあるが、F2.8で解消

140ドルの価格からすれば素晴らしいレンズだ とても推奨できる

ということです

まあ、Viltroxは日本販売代理店ではなく、修理代理店を整備するのが優先でしょうね

まあ、この価格なら壊れたら買い替えでもいいでしょうが

Viltrox 小型フルサイズ用20mm単焦点Viltrox AF 20mm F2.8 FEを発売:157グラム:フィルターは超薄型でないと蹴られる:製品レビューと性能

中国ブランドのViltroxは、52mmフィルター、157グラムと軽量、しかも米国では160ドルのAFレンズ

Viltrox 20mm 2.8 AF FEを発売

ソニーEマウントに対応、ニコンZマウント、富士Xマウントも予定されているようです

いつもの英国Christopher Frostさんが製品レビュー

Viltrox AF 20mm f/2.8 lens review

これまではタムロンの20mm 2.8が250ドル(年数回のセールで230ドルくらい)が最安値でしたが、

ビルトロックスは一気に160ドルの低価格でより小型のレンズを出してきました

動画0:55 【フルサイズでの】20mmは今日より一般的になってきている、【フルサイズ用の】20ミリをカバーするズームレンズも出てきているし

一眼レフの時より、ミラーレスカメラ用の広角レンズは設計がしやすいせいもある

今のカメラは高画素になったので、広めに撮影して、後からトリミングするというやり方も有効だ(アメリカのストリートスナップ写真家(ファッション撮影もやってましたが)、ウィリアム・クラインは、当時は超広角だったフルサイズの28mmで、町の一瞬の出来事をとりあえず撮影し、後からトリミングする手法で、多くのチャンスを撮影することに成功しました リンク リンク2)てなわけで、この小型の20mmで、適当に撮影し、後からトリミングで切り出すというやり方だと、真価発揮ということがあり得ます

動画2:03 シンプルなデザイン 制御ソフトのアップデート用のUSB端子があるが防滴防塵ではない

レンズはプラ製のMFフォーカスリングがあるだけ

動画2:28 MFリングの反応はややおそいが正確に機能し、フォーカスブリージングは普通にある(で?)

動画 2:38 AFは大部分は静かで正確だが、AF-Aではややスピードが遅いが、AF-Cでの反応はナイズ

動画2:53 フィルターは小さな52mmだが、よほど薄型のものでないとけられが出る(当ブログ補筆中国メーカーのフィルターは超薄型が普通なのでそれに合わせたか?) 

3:04 薄型の偏光フィルターでも隅っこに少しけられが生じてる

動画3:30 4200万画素のSony A7RIIIでレンズ補正機能をオンにして、テストチャート作成(ブログ補注このチャートはFrostさんの自家製特製で、印刷屋に発注するような結構でかいサイズだということです=ただし細かいサイズは公開されず)

中央部はF2.8解放からグレートなシャープさとコントラストで、F4でエクセレントになる

周辺はF2.8だとややソフトになるが、こうした超広角レンズとしては、使える画質だよ

F5.6でとてもよくなり、F8でエクセレントだ

160ドルの超広角レンズとしてはとてもリーズナブルな性能だ(当ブログ補筆 一眼レフ用にキヤノンやニコン、ソニーが出していた、ちょい古めの7~10万円位したレンズよりはるかに性能は上)

動画4:25 カメラの補正機能を切って、周辺減光と、歪曲収差を見よう 歪曲収差はひどいというものではないが複雑な形状=手動での補正は無理っぽい 周辺減光はF5.6に絞っても強く残るし、それ以上改善しない

動画4:52 このレンズは最短撮影距離19cmとよれるが、タムロンの20mmのようなハーフマクロ性能はない 最短撮影距離のF2.8の中心は普通にシャープだ

動画5:10 逆光は普通にゴーストが出る

動画5:28 コマ収差はF2.8で少しだけあるがF4で解消

光芒はF8から目立つようになる

動画5:50 ボケ質だが、かなりよらないとボケは出せないが、特に問題なくスムーズだね

160アメリカドルの値段からするとファンタスティック

としています

52mmフィルターが使える小型優先なので、性能には周辺減光などでの妥協もありますが、一眼レフのころの20mm 2.8などとは比較にならないほど開放からシャープな写り、コマ収差も少ないなど

ソニーは他社にマウントのライセンスを出すようになってからは、買いやすい廉価レンズをほぼ出さなくなりましたが、中国ブランド(開発製造会社は別の可能性が)のレンズが、ここまでくると、ソニーが自分で廉価レンズを無理して出すことはないとも言えます

Viltroxは、日本での修理は?な状態が続いていますが

160ドルで、為替が一ドル130円位になれば、かびたり、壊れたら買い替えでもあるいは納得の値段とも言えます(最近は修理代が値上がりしたので)


50mm標準レンズでは写真が撮れなかったから、28mmレンズを手に入れたときが僕の写真が始まったんだ【William Kleinウィリアム・クライン】

フランスのストリート写真家カルティエ・ブレッソンHenri Cartier-Bresson(1908-2004)と、50mm標準レンズ:ストリートスナップ撮影とレンズ選び

160米ドルのフルサイズ対応Viltrox AF 20mm F2.8 FE:小型で高性能:ストリートスナップにはうってけ?

Sony EマウントAPS-Cサイズカメラ用56mm 1.4レンズ対決【評価レビュー動画紹介】

Sigma 56mm f/1.4 DC DN

Viltrox AF 56mm F1.4 STM

Tokina atx-m 56mm F1.4

Sony Zonnar T* FE 55mm F1.8 ZA. , SEL55F18Z

まあ、Sonner = ZeissだけはF1.8ですが

英国のTom Caltonさんの比較対決動画

Sigma 56mm f/1.4 vs Viltrox 56mm f/1.4 vs Tokina 56mm f/1.4 vs Sony Zeiss 55mm f/1.8 (Photo & Video)

よく言われる、中国Viltroxと日本Tokinaのレンズにはそっくりなものが多数あり、この56mm 1.4も同じなのですが、Tokinaのレンズは、ViltroxのOEMという人も日本であります

でも

ケンコー・トキナーは、Viltroxとの関係は一切ないという返答をしていることから、全く第三者の中国の光学製造メーカーが、ViltroxとKenko Tokinaに、基本設計が同じレンズを少しカスタムして出しているというのが多分正解だろうと海外では言われています。

上の対決動画でも、4:00から動きの早い、手前に向かって歩く人の追尾実験が始まりますが、

Tokina, Sony Zeiss, Sigmaは問題なく追従するが、TokinaとそっくりのViltroxはたまにピントをはずすと、

Tokinaと、Viltroxは似ていても何かが違うらしいということがわかります。

動画4:10から、Tokinaと、Viltroxがモーター音が動画撮影で入り込む とにている

動画4:28からどのレンズもフォーカスブリージングが出るが、TokinaとViltroxは小さめ

動画5:14 からZeaissは非球面レンズの玉ねぎボケが出る

動画6:10 から 些細にAFを外すミスショットがTokinaとViltroxでやや目立った

動画6:57 歪曲はSigamaが1番目立つ 糸巻き *シグマは電子補正が直せる

動画7:10 中心部解放はシグマが一番シャープ TokinaとViltroxはほとんど一緒 周辺はどれも大差ない

動画7:22 接写能力はSigmaとZeissが高い。ViltroxとTokinaは光学系が基本一緒なので、同一。

動画7:40 勝者はシグマ 軸上色収差の少なさも決めて AF、ボケも優秀

フルサイズ用の85mm 1.8とはことなり、ViltroxとTokinaはこのテストでは、光学性能と僅かにAFを外すことまでそっくりですが、やや早いもののAF追従では、Viltroxが露骨に劣るなど、

全く同じものではないということもまた明らかになっています

ただ、実写ではピントが決まった写真では優劣はつけにくいと、最近の設計販売のAF対応電子駆動レンズは、あらが出やすいテストチャートではなく、実際の撮影では、なかなか優劣は決めにくい優秀なレンズが多いということが分かります。