どちらかといえば、天体望遠鏡の販売で、一時期は低価格帯の分野と自作パーツで、そこそこ人気があったこともあるメーカーだったようですが
2016年春頃に会社はなくなった模様
シグマと同じ頃に創業された日本の光学メーカー
1966年創業(昭和41年)
https://web.archive.org/web/20160328172654/http://threebeach.com/company.html
1980年には天体望遠鏡から撤退し、ほそぼそTマウントの廉価な一眼レフカメラ用の超望遠レンズを販売していましたが
https://web.archive.org/web/20160328172845/http://threebeach.com/service.html
2016年頃に会社の事業が精算されて消滅した模様です
会社案内には出ていないので、あまり知られていませんが、一時期は各社一眼レフの交換レンズもだしていたようで、ニコンFマウントの自動絞り対応のものもあった時期があったらしい MFレンズのみですが(他社に製造委託のOEM品だったかも)
一通りの焦点距離は出していたらしいのに、
ThreeBeach 135mm F2.8
についてはまだ使っている人がいるようですが、
他のレンズについては全くデーターが残っていない
何本売れたんだろうね?
まあ、古い世代しかもっていないので
楽天のInfoseekのinfoseek isweb (インフォシーク アイエスウェブ)のホームページサービス終了や、ヤフーのGeocityサービスの終了などで多数の昔のカメラ情報サイトが消滅し、有料ホームページをやっていた人も、お金が勿体ないからやめた人も多数いて
情報が消滅したのかもしれませんね
【後日追加情報】
カメラの自動絞りに対応しない、スリービーチ社の写真交換レンズについては,
スリコール リライアンス(RELIANCE)交換レンズ
Pマウントという、今で言うTマウントと似たようなもので
35mm, 135mm, 200mm, 300mm, 400mm, 500mm があり
135mm F2.8 (LP 135)は、昨年消滅したカメラ雑誌、日本カメラでも昭和51年6月号に取り上げられ、
周辺は画質がやや下がるが全般的に見れば、悪くなく、13000円という価格なら魅力的だろうとされていました
スリービーチは、
MRK オートテレコンバーター TB2、同TB3
という各社純正レンズに取り付けて自動絞りが効く、二倍と三倍のテレコンバーターも販売していました。
輸出で別ブランドのものもありそうですが把握できず
35mm F2.8は最短撮影距離90cmと、このリライアンス(RELIANCE)シリーズ、一般撮影用というより、天体撮影とかの用途の安いレンズという位置づけだったのかな?
スリービーチは、その他現像セットや、顕微鏡も扱っていた
——
同時期に始まっていまもほそぼそやっているのは、
レイノックス(吉田産業株式会社)1963年創業
http://www.raynox.co.jp/japanese/jpintoro.htm
廉価レンズ会社から高級路線に鞍替えして、いまではニッチ高級レンズ会社になっていますが
コシナ 1959年 (株式会社ニコーとして始まった)
*https://www.cosina.co.jp/company/
https://www.cosina.co.jp/company/
今ではかなり大きくなったシグマもこの時期の創業ですね
三竹光学とMITAKONブランドレンズの謎
三竹光学という会社は今では情報にも残っていない 東京の練馬区にあった会社で、MITAKONの名前を自社ブランドにしていましたが、2002年の社長の死亡で解散した模様。
その後に中国の中一光学が、このMitakonの商標権を手に入れて、自社ブランドのレンズの一部にMitakonの名前をつけていますが、日本の三竹光学との直接のつながりはありません 以下の記事によれば、海外の合弁パートナーが、三竹光学のブランドを廃業時に受け継いだということ
「2017 中国・北京のカメラショー」 2017 CHINA P&E Report 市川 泰憲
一般財団法人 日本カメラ財団
クリックして2017CHINA%20P&E_report.pdfにアクセス
によれば、1984年に日本の三竹光学の、中国での合弁会社として中一光学がはじまり、中国ブランドの一眼レフ用の交換レンズを作っていたが、2002年に三竹光学の社長が亡くなり、日本であとを継ぐものがいなかったので、中一光学がMitakonの商標含めて2004年に権利を受け継いでいるということが説明されています
中一光学のHPには、日本の三竹光学の技術指導でカメラレンズの製造技術を学んだと書かれています
中一光学
http://www.syzygx.com/index.php/about-us-2/about-us.html
沈阳中一光学科技有限公司的前身是原沈阳美德康光学电子有限公司,是1984年由沈阳市光学仪器厂与日本三竹光学研究所共同出资设立的,是沈阳市第二家中外合资公司。日本三竹光学研究所是日本镜头专业研究所,生产系列照相机镜头。产品的品牌之一是美德康品牌即Mitakon。瀋陽中一光学科技有限公司(旧名:瀋陽美徳康光電子有限公司)は、1984年に瀋陽光学器械廠と日本の三竹光学研究所によって設立された、中国で2番目の中外合弁会社です。瀋陽。 日本三竹光学研究所は、一連のカメラレンズを製造する日本のレンズの専門研究機関です。 製品のブランドの 1 つは Mitakon ブランドです。